選挙直前のSNSやブログの戦略運用依頼は党や内容関わらず全てお断りする明確な理由 - Milliard

選挙直前のSNSやブログの戦略運用依頼は党や内容関わらず全てお断りする明確な理由


衆議院解散からの総選挙が近づいており、いつもの如く私の元にはどこで話聞いたのか「ネット選挙の手伝いをしてほしい」「Twitter運用をしてほしい」など問い合わせが多数。これらに関して明確な理由を元に、政党関わらずお断りしています。


冷静に:選挙戦前からある程度の獲得議席予想はできてる

SNSやブログ等インターネットの活用の話をする前にリアルな選挙情勢を冷静に考えてみましょう。

まずですね、多少の振れ幅はあるにせよ選挙戦突入前から獲得議席数の予想は可能です。今回はまだ野党の結集が未知数なので若干動く可能性はありますが、それでも◯◯議席から△△議席とある程度の予想はできます。

その中には俗に言う激戦区が含まれていて、そういったところは最後の最後までわからないため選挙戦で大物を街頭演説へ応援へ行かせたり、様々な選挙戦の策を練るわけですね。

しかし例えば、選挙戦突入前に自民党の獲得予想議席数が300なのを最終的に200に減らすことは不可能に近いです。多少の上積みのため、または取りこぼしをしないための選挙戦であるわけですね。

「まだ態度を決めてない有権者が6割」などと出ていても、その「態度を決めてない状態からどこへ投票するか」はシュミレーションしますからね。そういうもんです。


冷静に:今からSNSやブログ開設してもそんな意味ない

先に「政治家のSNSやブログ運用」の正解を提示してしまうと、


選挙が終わって落選した(or当選した)次の日からSNSやブログをしっかり活用して情報発信と有権者とのコミュニケーションを図っていくこと。毎朝駅で有権者へ挨拶をするように。その信頼の積み重ねが票を生む。


これが正解になります。


選挙戦に突入してからSNSやブログを解説してもそこにまずは人を呼んで来なければいけないわけですね。リアルな街頭演説の場で「SNS見てください」や「ブログ読んでください」なんてやる候補者もいますが、街頭演説やってるならその場で心掴めよって話なわけですね。

普段から情報発信をして有権者とコミュニケーションを取って、その積み重ねを票に確約させるのが選挙戦中のSNSやブログ運用で重要なのです。


冷静に:だから落選後(or当選後)のSNSやブログの運用相談は快く乗る

与党や躍進が期待できる党からのオファーは高額だったりで魅力的なのですが、ここまで書いていた事に反するので受けることはできないわけです。

と言いますか要は目的が見えてなければダメなんです。

「有権者とネットを通してもコミュニケーションを取りたい」
↑これは喜んでお力になるわけです。

逆に
「SNSとかブログって言うんですか、何かやった方が良いって言うんで手伝ってくれませんかね。」
↑はお断りなわけです。もちろんコミュニケーションの重要性についてはお伝えしますが。


よって、選挙が終わってから次の何年後かの選挙のため、そして有権者のためにSNSやブログ運用を頑張りたいと言う候補者さんを私は仕事としてお力になりたいと思っています。


まとめ:これからSNS運用とかするならもっと目の前の有権者を大切に

政治家さんがこの記事を読むかはわかりませんが、これからSNSやブログを開設するくらいならもっと目の前の有権者を大切にしましょう。

候補者が大切にすべきなのはインターネット上でカッコよく何かを宣言して着飾ることではありません。本音と熱意を有権者の心に伝えて一票にすること。そして当選したら期待に応えること、飲まれないこと。落選したらまた0から有権者を思って立ち上がることです。

周りにノウハウを持っている方がいたり、ホームページ的に情報記録でブログだけ開設とかはまあありかもですが、それは限られた候補者になると思います。

ネット選挙解禁は解禁であって強制でないので、慣れないものに時間と労力は今ここから割かなくて良いです。有権者を大切に思って是非選挙戦を頑張っていただきたいものです。


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