クリント・イーストウッド監督の名作『インビクタス 負けざる者たち』は、コンテンツ運用やブログ運用、広義でビジネス視点で「許し」について学ぶことができます。
□マンデラは驚くほど懐の深い人物
映画である以上史実を100%描いているわけではないのでその点は割りきりましょう。この映画における南アフリカの元大統領ネルソン・マンデラはとてもとても懐の深い人物です。ネルソン・マンデラはアパルトヘイト(人種隔離政策)が執られていた南アフリカ初の黒人大統領です。マンデラはアパルトヘイト政策の最中、投獄されていたんですね。言うならば見せしめ。
しかしそんな彼は釈放され大統領になりました。
マンデラが大統領になった際、白人たちは危機意識を持ったと言います。それもそうでしょう、ある種不法に投獄されていた人物が大統領になったのです。仕返しをされてもおかしくないわけです。それくらいの仕打ちをマンデラにしていたのですから。
しかしマンデラはそんなことはしませんでした。マンデラは国民皆平等という路線で政権運営をしていきます。『インビクタス』ではそのマンデラ在任中のアメリカンフットボールワールドカップに焦点が当てられ、白人と黒人の共同チームが勝ち上がっていく=国が団結していく姿として描いているのです。
国民を描いているのでそのナショナリズム的側面でも感動はするのですが、やはり何よりも「自分を苦しめた人物たちを許せるって凄いな」とマンデラの許しに脱帽します。
□目立てば批判が出てくるウェブコンテンツ、ここにも「許しを」
インターネットというのは本当に厄介で、匿名性をいいことにコメント欄やSNSなどで誹謗中傷をする人間がいます。不快なコンテンツ、問題のあるコンテンツに対して真っ当な抗議をする必要性はあるにしろ、ド直球に誹謗中傷に当たる書き込みも多いです。
私もメインブログA LA CARTEへ向けて「つまらん!ブログやめろ!」「死ね!」などたまに言われます。「ここは直したほうが良いと思います。」など真っ当なご意見はありがたく頂くのですが、「死ね!」とかはやはりイラッと、カチンときますね。
誹謗中傷にいちいち相手もしてられませんが、間接的に本人特定などできた場合は「コイツ、二度と許すか」とか思ってしまいます。Twitterで多いですが。しかしこれはマンデラに学ばなければいけませんね。
怒ることは誰でもできるのです。恨むことは誰でもできるのです。許すことは自らの中で何かを消化しなければできないのです。
無理に許す必要性はありませんが、その懐深き「許す」という事の大切さを『インビクタス』を通して改めて考えることができます。
人生を長い目で見れば小さな誹謗中傷なんて傷でも何でもない。マンデラのような懐深き心を持ってコンテンツ運営、ブログ運用をしていけば、いちいち目くじら立てる短気な心も改善が成されていくと思います。
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