アカデミー賞の作品賞にもノミネートされた超傑作『ソーシャル・ネットワーク』。これでもかというスピード感で展開するジェットコースタームービーは面白さ炸裂なわけですが、facebookを描いているだけあって学ぶべきことがたくさんある映画です。
□この映画のマーク・ザッカーバーグはリアルと全然違う!
実在の人物の映画化となるとどうしても映画の人物を見て「こういう人だたのか」と思ってしまいます。しかしこの『ソーシャル・ネットワーク』でそれをしてしまうことは非常に非常に危険です。この映画のマーク・ザッカーバーグと実際のマーク・ザッカーバーグはあまりにも違います。厄介なことに映画が傑作で演技も素晴らしくアカデミー賞にノミネートまでされてるのでみなさん信じこんでしまうんですよね。
しかしこの映画が評価される理由は「実はを元にしたフィクション映画としてあまりにも素晴らしいから」なのです。よって実話の映画化として評価されているわけではないのです。
「こんなクソ野郎の作ったfacebookなんて使うか!」
映画見てこんなこと言ってる方も結構いらっしゃいますが、そうじゃないんです。
□なぜ全然実話と違うのか?
ではなぜこのような事態が起きたか?これ実は簡単な理由なんです。
この映画の脚本はマーク・ザッカーバーグに取材しないで製作されました。それは杜撰という意味ではありません。
この映画の脚本はザッカーバーグと対立した側のエドゥアルドの取材を元に製作されたのです。これで納得いきませんでしょうか。
要するにエドゥアルドから見たマーク・ザッカーバーグ像が描かれるわけです。そりゃクソ野郎にも見えるわけです。
もちろんどちらも落ち度がありトラブルとなったわけですし、マーク・ザッカーバーグを全面的に肯定はしませんが、映画『ソーシャル・ネットワーク』のマーク・ザッカーバーグ像はあまりにも酷く描かれすぎだとは思います。
ただし映画は超傑作。難しいものです。
1:映画の原作ともなったエドゥアルド側からのエピソード
2:マーク・ザッカーバーグを密着取材したエピソード
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□コンテンツ成長のために大切な3つのこと
映画の中で「僕はfacebookのことしか考えたくないんだ!」なんていう台詞が出てきます。このひたむきな姿勢、これはコンテンツ運用やブログ運用してる方見習うべき姿勢だと思います。「もう自分のサービスのことしか考えたくない!他のことには見向きもしたくない!集中させろ!」
この情熱は結果を残すためのやる気燃料となっていきます。
『ソーシャル・ネットワーク』のマーク・ザッカーバーグの凄いところはその情熱だけで突っ走りるのではなくちゃんとプログラミング技術を伴って結果に繋げていいることです。
また良くも悪くもショーン・パーマーというベンチャー経営者と出会ったことでfacebookは超拡大展開を見せていき、今では世界最大のSNSに成長しました。そのショーン・パーマーとの偶然か必然かわからない出会いをしっかりものにしたことも成功の要員と言えるでしょう。
・情熱
・能力
・そして運を掴む勘
これが大切と映画を通して大切とわかります。
情熱は宿すもの。能力は培うもの。運は掴むもの。3つをしっかり掴んだら道が開けて当然ですね。簡単なことではありませんが心がけることは誰にでもできます。
□おまけ
映画では描かれませんが、今のfacebookはショーン・パーマー体制を抜け出し、COOに元Google役員のシェリル・サンドバーグを迎えています。このシェリル・サンドバーグという人物の登用が今のfacebookの高収益体制に如実に現れています。
⇒映画『ソーシャル・ネットワーク』で描かれない今のFacebookを統括するシェリル・サンドバーグという女史の最強エピソード
こちらは映画関係無いですがfacebook周りはスティーブ・ジョブズ周りと異なり神話っぽくなくどろどろ含めて身近で学べるエピソードも多いのでチェックしてみてはいかがでしょうか。
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