『ソーシャル・ネットワーク』を入り口にfacebookを勧めてはいけないという話 - Milliard

『ソーシャル・ネットワーク』を入り口にfacebookを勧めてはいけないという話



facebookが当たり前レベルで普及してきてるので減ってはいると思いますが「facebookやるなら『ソーシャル・ネットワーク』って映画を見てイメージすると良いよ。」とかやめてほしいですねw



『ソーシャル・ネットワーク』ほとんどフィクションですからね

まず確認しておくと私は『ソーシャル・ネットワーク』を超傑作映画だと思ってます。今まで数千本見てきた映画の中でベスト30に入るほどの。これをまず明確に宣言しておきます。

しかしあの映画、ほとんどフィクションというか事実では無いんですよね。この辺り私の映画ブログであるA LA CARTEの方に色々書いてあるのでちょいと引用してみます。



この映画マーク・ザッカーバーグに取材しないで製作されました。は?って感じしますよね。どういうことかと言うと途中で追放食らってたエドゥアルドの取材を元に製作されたのです。
引用:http://www.cinemawith-alc.com/2013/11/sn-3.html


映画『ソーシャル・ネットワーク』は負け犬エドゥアルド側からのエピソードであって、かつフィクションエピソード多数。これ必ず頭入れといてください。
ちなみに厳密には原作を映画化したのではなく、原作のエピソードの取材メモを元にアーロン・ソーキンが脚本化したようなので原作と異なる部分はそれ故です。
引用:http://www.cinemawith-alc.com/2013/11/sn-3.html


事実と異なるエピその1:エリカは実在しない。
事実と異なるエピその2:途中ナンパしてトイレでヤってたアジア系の女の子と結婚した(ただしヤってたのもおそらくフィクション)

どうでしょうか?
エリカ存在しないんですよ!?あれフィクションですよ!?
そう考えるとこれを事実として捉えると諸々崩れ落ちるのわかりますかね?
オープニングはフィクションなんです。
誹謗中傷したのもフィクションなんです。
途中で闘争心持ってfacebook拡大してやる!って意気込んだあれもフィクションなんです。
最後の友達リクエストもフィクションなんです。
そういうことなんです。
フィクションとして傑作ですがフィクションなんです。
引用:http://www.cinemawith-alc.com/2013/11/sn-3.html


ってことなんです。

自分で書いておいて褒めるのアレですが、「フィクションとして傑作ですがフィクションなんです。」って表現良いですねw


昔の自分の功罪

っていつも通り少々偉そうに聞こえるかもですが、これは昔の自分へのお説教です。

facebookが少しずつ普及し始めたのが2011年1月頃。この時日本で『ソーシャル・ネットワーク』が公開、そして週刊ダイヤモンドでfacebook特集が組まれました。

それに乗じて少しずつ個人の仕事を開始していた私はfacebookスタートアップセミナー的なことを始めました。

昔からノウハウ的なものが嫌いなので堅実に「ちゃんと人柄がわかるようにしてくださいね。」とか「友だち申請ばんばんしちゃダメですよ車。」とか今振り返っても特に問題ない内容ではあったと思います。

しかし『ソーシャル・ネットワーク』を普通にこの時進めちゃってたんですね。映画があそこまでフィクションだと調査してなかったので「ソーシャル・ネットワークという映画、少しマーク・ザッカーバーグが傲慢ですがfacebookについてよくわかるので是非。」とか言っちゃったんですね。

あれダメですね。反省しております。


まとめ

『ソーシャル・ネットワーク』はフィクションなんです。映画として面白く、映画版ショーン・パーカーとか結構イケイケベンチャースピリットで見てるとモチベーション上がるので好きです。

でもフィクション。

なのでベンチャースピリット学ぶのはありですが、facebookの史実を学ぶ術にはしない方が良いでしょう。

どこがフィクションかのまとめとかあまり無いと思うのでばんばん引用したりウンチクとして話してもらってOKですw

映画として面白いですが、真に受けないようにしましょう。おしまい。


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