人を率いる人なら『ホビット 決戦のゆくえ』のトーリンの「失敗」は想定したほうが良い - Milliard

人を率いる人なら『ホビット 決戦のゆくえ』のトーリンの「失敗」は想定したほうが良い


ビジネス書を通して「人を率いるなら〜」的なものはブログとかコラムよく見かけるのになぜ誰も『ホビット 決戦のゆくえ』の例を出さないのか。娯楽映画と思うものに人生の糧となるヒントがたくさんあるものですよー。


『ホビット 決戦のゆくえ』のトーリンは執着という失敗をする

1月15日現在まだ劇場公開中のホビットシリーズ最終章『ホビット 決戦のゆくえ』。
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『ホビット 決戦のゆくえ』のホビットの主役的位置のトーリン・オーケンシールド。彼は王様なわけですが、『ホビット 決戦のゆくえ』ではやっとの思いで取り戻した王国の権威に執着する様が描かれます。

シンプルにまとめると以下のようになります。
1:やっとの思いで元々なる予定の地位に遅れて上り詰めた

2:その地位(権威)の証となる伝統の宝物が見当たらない

3:それを部下たちに探すように命じるも見当たらない

4:部下たちの誰かが盗んだと被害妄想を始める

5:部下たちへの当たりが強くなる

6:部下たちの心が離れていく、「王様どうしちゃったんだろう」と失望を買う

7:「従わないのかお前ら!」と負のスパイラル


ざっくりですがこんなものが描かれます。これ今書いてて思ったんですが北朝鮮の金正恩第一書記ってこれに近い状態ではないですかね。韓国映画の『王になった男』もこういう皇帝が描かれています。


失敗の先、ぎりぎりのところでトーリンは我に返れた

『ホビット 決戦のゆくえ』では権威に執着して負のスパイラルに陥ったトーリンがちゃんと我に返って復活を遂げます。

権威に執着して見失っていた目的を思い出したのです。その先で彼が何をしてどういう結末を迎えたのかは是非映画を見て確認してほしいです。

この世に無数に存在する映画には無数の主従関係が存在します。それらは物語なわけですが、物語というのは一種のケーススタディになります。それを自らの立場に還元して現実世界で参考にすることができるのです。

私はたまたま映画が好きになって映画から様々なものを学べるようになりました。

ビジネス書やセミナーから学びつつ、映画というものもビジネス側面での学びとする方が少しでも増えたらなと願いつつこういう記事もっと書いていければと思います。

おしまい。


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