「確固たる信念」が「変わりたくない恐れ」ならさっさとそんなもん捨ててしまえばいい - Milliard

「確固たる信念」が「変わりたくない恐れ」ならさっさとそんなもん捨ててしまえばいい


何かEvernoteのメモから出てきたのでちょっと深堀りしてみますね。


「確固たる信念」はカッコ良く見えつつ「変わりたくない恐れ」かも

これもうタイトルが全てなんですけどね。

「確固たる信念」て何かカッコいいですよね。ブレない姿勢、貫き通される意志。何かカッコいいです。私もそうでありたいと何度も何度も思いました。

ホントこのメモ何目的でしたのか思い出せないのですが、でもその「確固たる信念」が「変わりたくない恐れ」だったら確かにこれは情けない…。

今あるものを変えたくない、それは様式美であり一貫した保守姿勢で素晴らしいものであることはもちろんあるでしょう。国家レベルだとこれはプラスの意味でもあるかもしれませんね。

しかし個人レベルや企業レベルで見た時、実は「変わりたくない恐れ」なこと往々にしてあるんじゃないですかね。ありますね、あれこれ自分でも自分以外でも思い当たる節が多々…。


例)恋人間における謎のルール

束縛男とかが典型的な例になると思います。

例えば「お前はオレ以外の男と遊んではいけない」とかルールがあるとします。

で、付き合いが長くなってくると彼女の方もやましくない男友達は数人はいるわけなので1回くらい遊びたくなるかもしれませんね。

そんな時に男は自分の美学を振りかざします。「最初に決めたことだし、お前も合意した。」とかね。ちょっと昭和的過ぎかもですがw

「少しは変わっていかないと」とか彼女が言っても、「オレはブレない男だ」と確固たる信念をそこで振りかざすわけです。

これはもう確実に「変わりたくない恐れ」と「失いたくない恐れ」からきてますよね。


この例はかなり大げさですが、こういうこと結構ある気がしますね。


例)スカイマーク

先日破綻した国内航空3位のスカイマーク。スカイマークは西久保前社長のワンマントップダウン経営の元で最高収益を叩き出し、規模拡大路線を取っていましたが結果的に躓きました。

特に破綻直前はもうあれもこれもうまくいかないでぐだぐだでしたね。意地でも独立した状態を維持して大手航空会社の傘下には入りたくないと抵抗してました。

でもこれ西久保社長の最後の抵抗であり、「変わりたくない恐れ」だったのでしょうね。まあ結果論ですが。


まとめ

あれこれ考えを巡らせて見ましたが、伝統レベルでない「確固たる信念」のほとんどが実は「変わりたくない恐れ」なのかもしれません。

一見表向きカッコ良く見えている事象あれこれにもう一度疑問を持って考えなおしても良いかもしれませんね。

人生は難しい…。


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